◼️うたぽ。

2月17日、私たちの愛猫「うた」が家族みんなに見守られて旅立った。

 

福に「うた、お星さまになったよ。」と伝えると「もう、うごかんの?なんで?しんだ?」と畳み掛けるように聞かれた。

 

「そうだよ、ひいばあばやももちゃんのところに行ったんだよ」と言うと、

 

「やだっ…なんで!だめ!」と唇を噛みしめながら涙を堪えている。

 

「さみしいね…」と福に声をかけると「…うん」と言って涙をポロポロ流していた。

 

その後、うたの周りにたくさんの花を福と飾った。

 

葬儀場にうたを運んでもう一度最期のお別れ。

「やだっ…」と言って私にギュッとしがみつきながら泣く福。

 

自分の願いも込めて福にはこう伝えた。

「お空の上はとっても楽しいんだよ。ひいばあばもももちゃんもいるから。また元気にいーっぱい遊べるよ」と。

 

すると「そのあと、どうなるん?」と聞かれたから「いっぱい遊んだあとは変身できるんだよ。そしたらまた福に会いにくるからね」と。

 

うたは次は何に変身するのかなーという話をしながら帰路に着いた。

 

うたぽと福。

 

0歳の頃は、私のお腹や腕の中の陣地の奪い合い。福におっぱいをあげていると、うたがやってきておっぱいを飲んでいる福に覆いかぶさって座り込んでくつろぐ。

福が苦しくならないように、福とうた二人が座れるように右と左でそれぞれの場所を確保した。

まるで二人におっぱいをあげているかのように私の腕の中はギュウギュウ満員状態だった。

 

1歳の頃は、福はうたにおやつをあげたり、フワフワな毛に顔をうずめたり、しっぽをむんずと掴んだり、恐怖心がまったないからうたの都合は御構い無し。ぐいぐい攻めていた。

うたはそれを受け入れたり、そそくさと逃げたり、自分の気分であしらっていた。

 

2歳〜3歳、活発になった福にシャーッと威嚇することがあった。だから福は少しビビって二人には距離があった。

 

4歳になってうたへの接し方が上手になった福。頭を優しくなでたり、声をかけることが増えた。「うた、だいじょうぶ?ごはんあるよ」と闘病中のうたを励ましたり、お世話を率先してやってくれた。

夜寝るときは、うた(左)私(真ん中)福(右)という川の字だったのに、うたを撫でたい福は真ん中の私に場所を変われというようになった。

そして大きい声を出さず、そっとうたの頭を撫でながら眠りについていた。

 

うたぽが福の友達に変身してまた戻ってきてくれたら嬉しいな。

 

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◇ただいま4歳3ヶ月