◾️不登校、からの〜

不登校になってゲームとYoutubeで一日がほぼ終わる。家からは全く出ない。

 

ゲームたちで遊びたいだけ遊び、

眠たくなったら寝て、

お腹が空いたら食べる。

 

いくらでもゲームで遊んでいる、その集中力に驚く。

 

そして「楽しそうだなー」「平和だなー」と思うのと同時に、

 

心のどこかで

それしかしてないけど良いのか、、?

こんなに太陽に当たらなくて大丈夫、、?

もっと体動かした方が良くない、、?

全然人と関わってないけど、本当にそれでいいのかな、、?

 

と心配もしているわたし。

 

 

その不安を手放せず、不登校から1ヶ月後、むりやり公園に連れ出してみた。

 

すると人の目が気になるらしく、「恥ずかしいから帰ろう」と顔を上げない。

 

その瞬間、

「え?コミュ症??」って頭をよぎる。

点だった不安が胸に滲むように広がっていく。

公園で顔をあげられなくなった福を見て「アカーーーーン」って心で叫んだよねー。

 

不登校OK、

ゲームOK、

好きなことするのOK、

わたしは見守る、待つ、って決めていたのに、

今までと違う姿を目にして少しずつ落ち着かなくなった。

 

そして不登校の息子を持つ親は、いろーんなところで心配される日々でもあった。

 

ご近所さんやママ友、いわゆる軽い付き合いをしている人たちからは、すぐに「大丈夫?」と心配された。

 

「お子さん、小学校どこ?」

「◯◯小です」

「じゃあ、うちの子と同じ学校だね」

「あ、でもうちの子学校行ってないんです」

「…どうしたの?大丈夫?」

という感じがお決まりで、

 

わたしの言い方が良くないのかな?と思って、いろんな返答パターンを試してみるけど、

今のわたしたち家族の状況を一言で伝えられる言葉なんてなかったし、

うまく軽口で返せるほど器用じゃなかった。

 

みんなの「大丈夫?」はもちろんすべて善意。

わたしにできることがあれば、と言ってくれる人も少なくない。

前のわたしが逆の立場だったら、きっと同じことを思ったと思う。

 

学校に行っている、行っていないは全く気にしていないけど、「福の人生を福が選ぶ。それを見守る」という新しいスタンスを練習しているわたしに、

 

みんなから寄せられる心配オーラは、不安に形を変えてわたしを焦らせた。

 

福を外に出す方法をあれこれ試みたり、

 

福と遊んでくれそうな人を探しまくったり、

 

勉強を教えてみようとしたり、

 

そんなこんなを仕事の合間に色々やっていたら、いつの間にか自分が疲弊していた。

もちろん、福も。

 

そんな様子を見かねたオットから、

「落ち着け。何をそんなことであたふたしてるの?大丈夫だよ。オレたちのスタンスは変える必要ない。

福は自分で考えて自分で行動するよ。信じるって決めたでしょ。

 

今のクミは、学校行かないとダメって決めつけてる親と同じことをしてるよ!そんなことで焦るんなら学校行かせろ。

 

でも学校行ってもまたクミは不安になってると思うよ」って怒られた。(愛のある注意ね)

 

…その通りすぎて返す言葉もありまへん。。

むしろこの状況でも何もしないオットに腹を立ててた部分もあったくらい。笑

 

さらに、

「陽に当たらなくても死なない。運動しなくても大丈夫。そんなことより、クミが慌ててるからその不安が福に伝染してるよ。

 

もう一回考えて。学校行かないって決めた時、オレたちは福を信じたよね。

 

もしこの生活で体調崩したらそれはそれ。その時考えればいい。自分で決めるよ。

今だって自分で決めて好きなことしてるじゃん。

 

だからクミもオレも遠慮なく好きなことをすれば良い。ママが楽しんでたら福も大丈夫だよ。

福に遠慮する必要はない。

 

自分の時間をオレたちも好きに使おう」

カウセリング終了。笑

 

福が気になって自分のことを後回しにしたり、

一緒にいないとさみしいかなと思って外出を減らしたり、

 

そういうあれこれをもう一度やめてみた。

 

スッキリした。

 

またわたしはわたしの時間も大事にするようにした。

 

不安がゼロになるわけではないけど、

焦りが手放せて今は心が穏やか。

オットのカウンセリング効果抜群。笑

 

一緒に福を見守って大丈夫!って言いまくってくれる相方がいることは本当に心強い。

そして福より嫁を大事にしてくれるという甘さ。笑

 

わたしができないことはオットが担ってくれていると思うと心から安心した。

 

 

昨日、膀胱炎になって腹痛と微熱でわたしがダウン。

 

福は何度もわたしの体をマッサージしてくれるし、

オットは「辛くなったらいつでも起こしていいよ」って寝てくれた。

 

甘い甘い我が家だ♡

ここには愛が溢れているな〜と二人の寝息を聞きながら思う。

 

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◇ただいま6歳